電子機器の受託製造サービス(EMS)で世界最大手である台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業がシャープへの「未練」を断ち切れないでいる。鴻海の郭台銘董事長らは近く、経営再建中のシャープや主力銀行に対し、シャープへの新たな出資計画を説明するもようだ。鴻海は2012年3月にシャープ本体への出資でいったん合意したが、その後のシャープ株の値下がりで買収価格を巡り話がこじれ、協議は中断したままだ。鴻海は米アップルに対するスマートフォン(スマホ)用の中小型液晶パネルの納入再開を目指している。その悲願を達成するためにも、シャープのブランドや高い技術力が必要と判断しているようだ。
にほんブログ村 ニュースブログ ITニュースへ
にほんブログ村


鴻海の広報室はシャープについて「出資を含む経営支援策を提案する考えがある」と表明済み。出資の条件として「シャープの経営に参画できるかどうかがカギとなる」とも指摘した。経営トップの郭董事長も一部メディアに「シャープや(同社に融資する)銀行と話がしたい」と明かしていた。
Move to full article