wst1504100042-p1[追加リンク] スマホ向け4K液晶、シャープが開発5.5インチで3840×2160ドット、精細度は806ppiに

経営再建中のシャープは10日、フルハイビジョンの4倍の解像度を持つ「4K」映像に対応した世界初のスマートフォン向け液晶パネルを開発し、同市内で開催中の中国最大の電子情報産業の展示会「中国電子信息博覧会(CITE2015)」で試作品を公開した。スマホ画面の高精細化に熱心な中国メーカーの要望に応え、成長が続く中国市場への早期投入を目指す。


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 公開した試作品のサイズは5・5インチ。高精細で低消費電力の液晶パネル「IGZO」の技術を応用し、世界最高水準の画質を実現した。4K映像を撮影で きるスマホは既にシャープやソニーが発売しているが、再生する際に画質が低下していた。4K映像に対応した液晶パネルが搭載されればスマホの画面で直接 4K映像を楽しむことができる。
 中国では、北京小米科技(シャオミ)や中興通訊(ZTE)などが高精細画質のスマホの開発を進めている。激化する価格競争に巻き込まれるのを防ぐため、付加価値を高めた液晶パネルを中国メーカーに売り込み、利益を確保する考えだ。