オムロンはスマートフォン(スマホ)向けの中小液晶用バックライトの事業を強化する。今後2年間で約100億円を投資し、技術人材の集中投入や新工場を稼働させる。スマホ市場での拡大する液晶パネル高画質化に対応し、事業を強化する。
 バックライト事業を担うオムロンの子会社「オムロンプレシジョンテクノロジー(OPT)」(本社・埼玉県)に、グループ全社から50人規模の技術人材を投入。研究開発と量産化、金型の設計などに取り組む。
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 さらに静岡県三島市のオムロン三島事業所内に新たに「OPT三島事業所」を開所。新たな工場をバックライトの金型製造工場として今夏から稼働させ、生産能力を高める。
 スマホやタブレット端末では、薄型化や高画質化、大画面化が進んでいる。「4K」搭載したスマホが登場するなど、成長と競争の激化が見込まれていることから、基幹部品であるバックライトユニットに投資することで事業の拡大を狙う。