米調査会社IDCは、今年の世界のパソコン出荷台数は前年比で6.2%減少するとの見通しを示した。
 企業がデスクトップパソコンの買い替えを先延ばししているほか、消費者の間ではタブレット端末やスマートフォンへの移行が進んでいる。このため、パソコン市場は大きな打撃を受けており、世界のパソコン出荷台数は2014年まで3年連続で前年比マイナスとなっている。
個人向けパソコン市場は、米ドル高と商品(コモディティ-)価格の低迷による痛手も被っている。

 IDCによると、今夏のマイクロソフトの基本ソフト(OS)「ウィンドウズ10」の発売を前に在庫が減少している。ウィンドウズ10はパソコン市場に大きく貢献するとみられるが、パソコン出荷台数の大幅な増加は見込めないとしている。
 IDCは今後について、パソコン出荷台数は16年に安定化し、その後数年は微増が続くとの見通しを示した。
 IDCが4月に発表した1-3月期の世界のパソコン出荷台数は前年同期比6.7%減の6850万台だった。