韓国サムスン電子(Samsung Electronics)が、スマートフォンの2015年旗艦モデル「Galaxy S6」「Galaxy S6 Edge」の販売が先細りになったことを受け、15年6月、7月の出荷目標を下方修正した上、Galaxy S6シリーズ用に準備していたDRAM、パネルなど内製部品を中国市場向けに転売し始めた模様だ。

台湾紙『経済日報』(6月20日付)がDRAM市場の話として報じたもので、DRAMやパネルの業界では、サムスンの動向が価格戦を招く恐れがあるものと 見ている。さらに同紙は、スマホの中国Xiaomi(シャオミ=小米科技)が、サムスンのDRAMを搭載する旗艦モデル「MI Note Pro」(小米Note頂級版)の出荷見通しを下方修正し、サムスンからのDRAM調達を削減、これがDRAMの供給過剰を招き始めていると伝えている。