2015年4~6月期の世界のタブレット(多機能携帯端末)出荷台数が、前年同期比7%減の4470万台となったことが米調査会社IDCの調査で判明した。3四半期連続の減少で、減少率は過去最大。IDCは有力な新製品がなく買い替えまでの期間が延びたうえ、大画面のスマートフォン(スマホ)に市場を奪われたためだと分析している。
 タブレット出荷は、昨年10~12月期に2010年の調査開始以来初めてマイナスに転じ、その後も減少が続いている。需要が一巡し、市場がすでに成熟したともいえそうだ。
 IDCの調査によれば、米アップル、韓国サムスン電子の上位2社が出荷を落とす一方、華為技術(ファーウェイ)や韓国LG電子が伸びた。



 アップルの出荷は17.9%減り、シェアは3.2ポイント低下の24.5%となった。2位のサムスンは出荷が12%減となり、シェアは1ポイント低下の 17%となった。アップルとサムスンの2強は新モデルについて小幅な変更にとどめるなど、新たな使い方を開拓できずに苦しんでいる。一方で、両社ともスマ ホを大画面化したことで市場がスマホに食われているのも減少傾向に拍車をかけている。
 5位のLGは出荷を3.5倍に伸ばし、2.6ポイント上昇 の3.6%まで一気にシェアを伸ばした。4位のファーウェイも出荷を2倍に伸ばし、シェアを2ポイント高い3.7%とした。LGとファーウェイは、常時接 続が可能な通信契約付きのタブレットを各国の通信会社向けに供給したことで急成長した。