京セラは6日、太陽電池関連特許の侵害をめぐる訴訟で、韓国ハンファグループの日本法人ハンファQセルズジャパン(東京)と和解したと発表した。両社は太陽電池の特許の相互利用契約を結んだ。
 京セラの担当者は「裁判より協力していく方がメリットがあると判断した」とコメント。ハンファ側の担当者は「太陽光業界の発展に向けて協力していく」と述べた。  
対象となった特許は「3本バスバー電極構造」と呼ばれ、太陽電池の発電効率を高める京セラの製品の核となる技術。京セラが昨年7月に東京地裁に提訴。ハンファ側は「特許侵害はない」と反論していた。