日本ゼオンの田中公章社長は29日、記者会見を開き、中期経営計画「SZ―20 PhaseII(2014―16年度)」の進捗を説明した。
足下の経営環境について「合成ゴムの市況は悪く、油価など多くの指標が不透明な中にある」と懸念を示し、「環境が変わるなかで中計の一番の狙いは社内を変えていくこと。改革改善を進め、会社の仕組みや風土を変えなければ、計画の達成は実現できない」と強調した。
また中計の基本戦略は「エラストマーと高機能材料の強みを磨くこと」と述べた。