大手家電メーカー「シャープ」から機械設備の製作を受注したのに、納品を拒否されて代金も支払ってもらえないとして、京都の製作会社「片岡製作所」がシャープに約8億円の支払いを求める訴訟を起こした。10月13日の第1回口頭弁論で、シャープ側は争う姿勢を示したという。
報道によると、片岡製作所はシャープから打診を受けて、2010年8月、海外工場に設置する「太陽電池の製造ライン」を約8億円で製作する契約を、口頭で締結したと主張している。両社の間では、30年以上の取引慣習により、発注書は納品間近に交付することになっていたという。


「あくまで契約書にまつわる一般論ですが、企業間の取引では、その取引額が大きいものであれば、契約書面が作成されることがほとんどです。
例外はあると思いますが、特に、新しい取引先との契約や、リスクを厳密に予想できないタイプの取引では、会社内の決済の問題もあり、契約書が作成されることが通常です」
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