ジャパン・フード&リカー・アライアンス(JFLA)は11日までに、盛田英夫会長が異常な経費支出や不適切な融資に関与していたことが判明したと発表した。JFLAは、酒類を製造・販売する盛田(名古屋市)などの持ち株会社で、英夫氏はソニー創業者の故盛田昭夫氏の長男。英夫氏は会長と取締役を退任する意向だという。2015年9月期決算の監査で法令違反を指摘された。



 監査法人などによると、JFLAは盛田会長が実質的に支配する飲食店運営会社に9月末時点で約2億2700万円の貸付金がある。飲食会社は事業の一部譲 渡で3億3000万円を得たが、これを返済に一切充てず、会長の指示で盛田氏の資産管理会社に約2億6000万円を貸し付けた。その結果、JFLAから飲 食会社への貸付金が回収不能になっているという。
 JFLAが盛田氏に貸与したクレジットカードの履歴から、今年3月までの1年間に新幹線回数券を購入したと思われる約236万円の経費支出も見つかった。
 JFLAは外部の弁護士で構成する調査委員会を設置し、同委員会から「会長の取締役退任は必須」との提言を受けた。