経済産業省は26日、太陽光や風力など再生可能エネルギーでつくる電気を電力会社が決まった価格で長期間買い取る「固定価格買い取り制度(FIT)」の見直しで、太陽光の買い取り価格について数年先までの目標を設定する方針を決めた。業者にコスト低減努力を促し、買い取り原資となる国民負担を抑える。有識者会議に同日提示し、大筋で了承された。
 価格目標は、海外の再生エネ価格などを踏まえて決める。実際の買い取り価格は、第三者機関が毎年度算定するが、同省の中長期目標や、効率の良い業者の発電コストも検討材料に加えてもらう方針だ。