LCDTVの表面処理は、防眩性を表す指標であるヘイズ値が小さいAG( Anti-Glare )処理が大半を占めていた。
しかしながら、4K UHDTVの一部では、大画面・高画質の特性を活かすため、AG層の上に反射防止層を塗布したAGAR構成が採用され始めている。



TV用パネルの付加価値化の一環としてパネル表面処理が見直されており、コスト高であるため採用が伸び悩んできたAGARやクリアLR(光沢+低反射処理)といったTV用の反射防止処理が4K UHDパネルで復活しつつある。

TV用パネルは高精細化に加え、高色域化が求められつつある。発色の鮮やかさを最大限に引き出すために映り込みの少なさが重視されるようになっており、AGARの更なる需要拡大が期待される。