2015年10月29日から11月8日まで開催された第44回東京モーターショー2015では、多くの自動車メーカーが自動運転の実現に向けたコンセプトモデルを発表した。
ドライバーに走行状況を伝える表示技術は、自動運転の実現に求められる重要な技術の一つである。現在の車載ディスプレイの標準配置は、オーディオ・ナビ情報などの表示操作を行うCID(Center Information Display)と、車両情報や外部情報を小型ディスプレイに表示するクラスターディスプレイの組み合わせが一般的になっている。



一方、自動運転の実現に向けたコンセプトカーや統合コックピットの開発品では、CIDと統合したクラスターディスプレイと、フロントガラス手前に映し出すヘッドアップディスプレイ(HUD)が中心的な役割を果たす。
今回の展示からは、視線移動が少なく、必要な情報を即時に表示することができるヘッドアップディスプレイの役割が大幅に増える傾向がうかがえた。
自動車運転に対応するために様々なエレクトロニクス技術が搭載される中で、ディスプレイに求められる役割も変化していくことが見込まれる。