楽視網信息技術(中国のインターネット動画配信大手) 中国家電大手TCL集団傘下でテレビ製造のTCL多媒体科技(TCLマルチメディア・テクノロジー)の株式の20%を22億6000万香港ドル(約353億円)で取得する。
 香港証券取引所に12日に提出された資料によると、北京を拠点に、ドラマや映画を放映する「LeTV」というサイト名でも知られる楽視網信息技術は、TCL多媒体科技株3億4900万株を1株当たり6.50香港ドルで購入することで合意した。
 楽視網信息技術は天津を拠点としてスマートテレビなどを販売する傘下の楽視致新電子科技を通じて株式を取得、株式保有数で第2位となる。液晶テレビやスマートテレビを製造するTCL多媒体科技の取締役を2人指名する。



 この発表を受け、TCL多媒体科技株は14日午前、12%安い4.35香港ドルで取引された。同日の終値は3%安となった。

  両社は同日、プレスリリースの中でサプライチェーン・マネジメント、アフターサービス、海外利用者向けのスマートテレビの研究開発での相乗効果を探ると述 べた。楽視網信息技術はクラウドやプレミアサービスを新たに提供し、TCL多媒体科技はハードウエアやソフトウエアの開発プラットフォームを共有する。

 また、互いの顧客基盤を生かして競合を避けた新たな収益モデルを探る。両社のスマートテレビの有料サービスの利用者数は楽視網信息技術が400万人以上、TCL多媒体科技が1100万人以上だという。