過去に中国がディスプレー産業育成を始めた時に韓国の人材を引き抜いた。
中国は2003年初めに経営難に陥った液晶パネルメーカーのハイディスの人材を吸収してBOEを育てた。同様に日本のNECの液晶事業部の買収も行った。
現在BOEはディスプレー市場で韓国を猛追撃中だ。
韓国・延世(ヨンセ)大学経済学科のソン・テユン教授は「中国は先進国より遅く技術化を始めたが、あまりに内需市場が大きく、短時間で多様な経験を通じ先進国追撃に出た」と話す。    



韓国・日本の主力輸出品目であるスマートフォンやテレビは中国の後発走者から直接的な脅威を受けている。市場調査会社のガートナーによると、 7~9月期の世界のスマートフォン市場シェアでファーウェイ(7.7%)、レノボ(4.9%)、シャオミ(4.9%)が3~5位を占めた。これら中国企業 3社のシェアは17.5%でアップルの13.1%を上回り、サムスン電子の23.7%に迫っている。LG電子は5位圏外に押し出され、日本のスマートフォ ンメーカーはグローバルでは跡形も無いに等しい。

  テレビの場合、サムスンとLG電子を筆頭に韓国製のシェアが31.7%で1位を維持している。だが、中国は日本を遠く引き離しシェア27.2%でついてき ている。中国製は技術力に価格競争力まで備えているのが強みだ。普及型の超高画質(HD)テレビは韓国製品より20~30%安い。韓国でテレビを発売した TCLの関係者は「品質にこだわる米国でもシェアを増やしている。サムスンやLGの製品と比較して、性能やデザイン面でほとんど差がない」と自信を見せ た。

専門家たちは絶えず研究開発することで、中国との技術格差を広げる以外には方法がないと口をそろえる。
韓国・現代経済研究 院のハン・ジェジン研究員は、「繊維・バイオ技術の合同作品であるゴアテックスのような融合新産業発掘に果敢に飛び込まなければならない」と助言した。 「モバイル医療情報サービスのような産業のデジタル化が必要だ。このためには過去の伝統産業に適用された規制に大幅に手を加えなければならない」。