2015年10月30日、Chunghwa Picture Tubes Ltd. (CPT) は、同社の4世代a-Si TFT生産ラインをGiantPlus Technology Co., Ltd.へ18億NTDで譲渡する旨を発表した。
公式な生産ラインの譲渡は2016年1月を予定しており、2015年12月時点で両社は人員の転籍などを徐々に行っている。なお、土地は売却対象に含まれていない。
GiantPlusはCPT傘下の子会社であるが、両社の運営は別々に行われている。親会社であるCPTは、中核事業であるスマートフォン向けセル販売が価格下落に見舞われており、厳しい財務状況が続いている。



一方、GiantPlusは車載用途や産業機器向けが好調に推移し黒字を確保している。
GiantPlusは譲渡された4世代ラインを車載用途や産業機器向けパネルの生産に充てる計画であるが、両市場は安定性が高い反面、急速に出荷量を増やすことが難しい製品であるため、同社がどの様にラインを運営してゆくか注目が集まっている。