BOE LCD Plants
積極果敢な投資計画で液晶世界一の座を射程に捉えたが、足下では、液晶パネル市場が供給過剰の局面に入る。難局が予想される中で、BOE社はどのように事業の舵取りをしていくのか。
同社の副総経理であり、日本法人のBOEジャパンの代表取締役社長である久保島力氏に話を聞いた。
 我々は、第4.5世代、第5世代、第6世代、第8.5世代と、ほとんどのガラス基板サイズの工場を持っています。これにより、様々な画面サイズのパネルを効率良く生産できます。主要工場のうち唯一持っていないのが第7.5世代です。これは39型や43型のパネルを効率良く生産できる工場ですが、我々が着工した第10.5世代ではこれらのパネルの生産効率も高いので、ほぼ全サイズのパネルに対応できるようになります。


液晶パネルの生産能力の増強が必要だと考える理由は、大きく2つあります。  
1つは、液晶テレビの画面サイズが大型化することです。液晶テレビの平均サイズが1インチ大きくなるインパクトはとても大きく、これは2億台のテレビ市場が新たに生まれることに匹敵します。第8世代の液晶パネル工場が新たに1本必要になります。液晶テレビの画面サイズは、今は40型が中心ですが、これが50型、そして60型へと大型化していくでしょう。2018~2020年には65型の需要もかなり増えるとみています。
――研究開発投資の方針は。  

これは董事長の王東升氏の強い意志なのですが、売上高の7~8%を研究開発に継続的に投資しています。また、特許の獲得にも力を入れています。2013年は4200件以上、2014年は5000件以上の特許を新たに申請しました。使用可能な累計特許総数は3万件以上あります。
Move to original source