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ラフなデニム姿で舞台に立ち、静かに、そしてはっきりとした口調で聴衆に語りかける。アップル創業者の故スティーブ・ジョブズ氏を彷彿とさせるこの男性、「中国のスティーブ・ジョブズ」と呼ばれる雷軍(レイ・ジュン、46歳)だ。
雷軍氏は中国のスマホメーカー「小米科技(シャオミ・Xiaomi)」を率いる。
雷軍が「中国のスティーブ・ジョブズ」と呼ばれるのは、その服装だけではない。端末やウェブサイト、製品発表会の様子までが「アップルに似ている」と言われている。
「どこか似ている」とメディアに取り上げられるシャオミとアップル。両社とも台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業へ製造を委託している点も同様だ。このシャオミ製のスマホが中国で爆発的に売れている。その数、4年で1億台をゆうに超える。


中国では11月11日は「独身の日」と呼ばれ、大規模なセールが行われ、消費は最高潮に達する。2015年の「独身の日」だけでシャオミは250億円を売り上げた。すでに中国市場でシャオミは18%のシェアを獲得、他の目立ったスマホメーカーがいずれも創立から20年以上の老舗の中に新顔のシャオミが割って入る。
世界シェアや企業価値ではアップルに及ばないものの、すでに企業価値ではソニーをも超えたと言われている。
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