台湾 報道 鴻海 53295ca562221
日本でいえば「週刊東洋経済」「日経ビジネス」「週刊ダイヤモンド」にあたるような台湾の三大経済誌「商業周刊」「今周刊」「天下雑誌」(天下雑誌のみ隔週)は、先週発売された最新号でいずれも、ホンハイのシャープ買収に関する総力特集を組んだ。
「天下雑誌」のメインタイトルは「郭台銘(テリー・ゴウ)の野心と計算」。取材団を日本に派遣し、この4年間にわたる買収問題の経緯を総ざらいした。そのなかでは「『鴻夏恋』は、台湾にとっては産業構造の転換のきっかけになるかもしれないが、日本にとっては民族の自尊心が奪われることになる」と書いている。日本では、出井伸之・ソニー元社長にインタビューし、「私は郭会長も知っているが、非常に優秀な経営者であり、これほどいい条件でシャープを買うなんて、ちょっと考えにくい」という言葉も引き出している。


「商業周刊」は巻頭のコラムで「伏魔殿」と題して、シャープ経営陣の不透明な意思決定に疑問を呈した。「伏魔殿」が、シャープ社員による本社2Fの歴代社長のオフィスがあるフロアに対する呼び方であることを紹介し、そこに個人の部屋、秘書、車まで付いていることについて、大きな驚きをもって紹介している。そのなかで、第四代社長の町田勝彦が第六代社長の奥田隆司を支え、第五代社長の片山幹雄が第七代で現社長の高橋興三を支えている、という構図で、シャープの内部対立が、ホンハイにとって分かりにくい状況を生み出していると指摘した。
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