宏達国際電子(HTC)のヘッドマウントディスプレイ(頭部装着ディスプレイ、HMD)「HTC Vive」などVR(バーチャルリアリティー、仮想現実)製品が相次ぐ中、広達電脳(クアンタ・コンピュータ)と緯創資通(ウィストロン)は北米メーカーからVRカメラを受注した。
華碩電脳(ASUS)は来年1月にAR(オーグメンテッド・リアリティー、拡張現実)対応のモバイル端末を発表する予定だ。今年10億米ドル以上、2020年に1,500億米ドルと予想されている世界のVR/AR商機を狙い、台湾企業が競って参入している。4日付蘋果日報などが報じた。



VRは、5月31日~6月4日に開催の台北国際電脳展覧会(コンピューテックス台北)の4大テーマの一つだ。ウィストロンが3月に出資した米ルシッド VR(Lucid VR)のジョー・ヒル主管は、3台で360度の3D(3次元)映像を撮影できる「ルシッド・カム(LucidCam)」はウィストロンから開発の助言を多 く受けており、今年末に399米ドルで発売すると述べた。今年の量産目標は5,000台、来年は1万台だと語った。今年7月に量産計画を協議するとみられ ている。
カナダのレンズメーカー、イマービジョン(ImmerVision)のルイーズ・ブラン・マーケティング総裁は、昨年クアンタの技術に目 を付け、360度のVRカメラの量産を依頼しており、今回の訪台は販売先を探すためで、できるだけ早く発売したいと語った。クアンタとの提携で、手ごろな 価格を実現できるはずと話した。
 ASUSの沈振来(ジェリー・シェン)執行長は先日の業績説明会で、同社は既にVR対応(VR Ready)のパソコンを発売しており、今年第3四半期にVR対応のモバイル端末を発売し、来年1月の国際家電見本市、コンシューマー・エレクトロニク ス・ショー(CES)で初となるAR対応モバイル端末と、PC接続のVR対応HMDを発表する予定だと語った。
 第3四半期発売のVRモバイル端 末は、グーグルのVRプラットフォーム「デイドリーム」に対応、来年1月発表のARモバイル端末はマイクロソフト(MS)のARプラットフォーム「ウィン ドウズ・ホログラフィック」対応とみられている。ただ沈執行長は、「リーダーに固く口止めされている」と詳細を明かさなかった。
 遠伝電信 (ファーイーストーン・テレコム)は、台北市信義区の威秀店、台中市西屯区の福星店、高雄市の瑞豊店の3つの旗艦店にVR体験コーナーを設置しているほ か、6月末まで、スマートフォン購入で、サムスン電子の「ギアVR」を2,490台湾元(約8,200円)(定価3,490元)、LGエレクトロニクスの VRゴーグルを6,990元(定価8,990元)などオプション価格で購入できるキャンペーンを実施している。