dbuy  solar 160608dubaicsp1砂漠に照りつける太陽の光を最大限活用! ソーラーパワーと聞くと、太陽光発電用の黒光りしたソーラーパネルのことを思い描くかもしれません。
でも、いま世界で注目を集めるのは、集光型太陽熱発電(CSP)方式のメガソーラー発電所です。中央のタワーを囲むようにしてヘリオスタット(反射鏡)が敷き詰められ、太陽光を一点に集光照射。こうして集められた光は熱源となり、蒸気タービンを回して電力が作られる仕組みですよ。





このほどドバイ電力水道公社(DEWA)のSaeed Mohammad Al Tayer CEOはブルジュ・ハリファにて記者会見を開き、5つの施設からなるCSP方式の世界最大のメガソーラー発電所を、Mohammed Bin Rashid Al Maktoum Solar Parkに建造するプロジェクトの正式発表を行ないました。CSPのメガソーラー発電所における最大のメリットは、太陽熱エネルギーを貯蔵することで日没 後でも最大12時間は発電を継続できることだそうです。

すでに世界各国でCSP方式のメガソーラー発電所の運用が進んでおり、米国カリフォルニア州には、現在世界最大となる392メガワット規模のIvanpah CSP施設が稼働しています。しかしながら、今後ドバイで建設が進む新メガソーラー発電所は、この12倍に達する5,000メガワット規模の発電量を、2030年には実現するとアナウンスされていますね。