次世代パネルの「有機EL」をめぐって韓国メーカーの鼻息が荒い。「LG電子、有機ELテレビ大衆化の準備完了」「スマホ用ディスプレー 有機EL移行なら『サムスン独走』」。猛々しい見出しが韓国メディアに躍る。
韓国紙、中央日報(電子版)によれば、LG電子は6月はじめ、慶尚北道亀尾にある有機ELテレビの工場をメディアに初めて公開した。同時に、2016年の有機ELテレビの販売台数を15年比3倍に増やす計画を明らかにした。


パナソニックは今月2日、欧州で展開する次世代パネルの「有機EL」を採用したテレビを、日本を含む世界各地域で販売する方針を明らかにした。開発中の新モデルを世界戦略商品と位置付け、欧州のほかに日本、アジア、オセアニア、中南米などで売り出す計画だという。
シャープは、低消費電力で高精細を実現する独自液晶「IGZO(イグゾー)」が強みで、鴻海の郭台銘会長も「有機ELよりIGZOの方が生産費用面で優れている」と強調する。さらに、IGZOで使用する半導体技術は有機ELにも応用が可能という。
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