日本電産は17日、シャープ前副社長で5月に顧問に迎えた大西徹夫氏が同日付で副社長に就任する人事を発表した。成長事業に位置付ける家電や車載分野を担当する。
同社はシャープ元社長の片山幹雄氏を副会長で処遇するなど、これまでに採用したシャープ出身者は100人を超える。
永守重信会長兼社長は同日、京都市内で開いた株主総会後の記者会見で、「今うちが採用せずに海外の競合先に行かれるのは問題だ。どんどん応募が来るなら受け入れたい」と、今後もシャープ出身者を積極的に採用する考えを示した。



 また、永守氏は会見で、「シャープから社員が流出するのは良くないこと。固定費削減などあるだろうが、僕は働く人を大事にしたい。活躍の場も与えているから、(シャープ出身者の)応募も多いのではないか」と持論を展開した。  

一方、株主総会では、永守氏は、インドの電気が未開通な農場でも、太陽光パネルで発電してポンプで水をくみ上げる仕組みを開発したと紹介。IoT(モノのインターネット)技術が使われており、「こういう技術はシャープからたくさん採用した社員がやっている。シャープのおかげです」と持ち上げた。

株主から片山氏に発言を求める一幕もあり、永守氏が「来たばかりで表にはまだ出せないが」とマイクを向けると、片山氏は「日本電産で懸命に頑張ります」とあいさつした。