JDI拠点 2016 6月ジャパンディスプレイ(JDI)は、後工程(組み立て)を手がける中国の生産拠点の再編に着手する。関連会社のモーニングスター・オプティクス・ジュハイ(中国広東省珠海市)を、タッチパネルや液晶ディスプレーを手がけるホリテック・テクノロジー(同山東省)へ売却する。中国にある他の拠点も売却や閉鎖を視野に入れる。スマートフォン用ディスプレーの低価格化が進み、スマホ向け製品の後工程拠点の再編は重要課題だった。

JDIはホリテックと、モーニングスターの全株式を売却することで合意した。売却額は16億5000万円の見通し。

[参考]ジャパンディスプレイ(JDI) --会社概要/生産ライン・拠点/技術





保存保存保存
モーニングスターはJDIの台湾関連会社「スターワールドテクノロジー(STC)」の中国生産子会社。モーニングスター売却に伴いSTCは台湾での上場を廃止し、親会社でJDIの子会社「台湾ディスプレイ」に吸収合併される。

JDIはモーニングスターを含め、中国に組み立て拠点が4カ所ある。固定費削減やリソースの効率活用の観点から、残り3拠点も同社から切り離す方針だ。

JDIは2016年3月期に、2期連続の当期赤字を計上した。足元では中国パネルメーカーの攻勢などにより価格とシェアの争いが激しくなっており、生産効率向上や原価低減対策が急務だ。

3月には日本の生産拠点の旧世代の生産ラインを順次停止すると発表。中国の後工程の再編も含め、これらの対策で年間約170億円の固定費削減効果を見込む。