「第1回中国国際OLED産業大会」が中国の深セン市で、2016年6月30日と7月1日の2日間にわたって開催された。中国OLED産業連盟(COIA:China OLED Indutry Alliance)と地元の深セン市平板顕示行業協会(SDIA:Shenzhen Flat Panel Display Industry Association)が主催し、国内外の10以上の学会や業界団体の支援を得て、中国での有機ELの産業化を強固に進めるために開催された。主催者によると、事前に300人の参加を見込んでいたが、蓋を開けたら2倍の600人が参集。あわてて会場で席を増やしたという。
中国は液晶生産大国だが、液晶パネルの価格が急速に下がり、収益面で厳しくなっている。そこで、画質や機能性(折りたたみ可能など)で付加価値の高い有機ELディスプレー(OLED)を産業として、つまり材料、製造装置、組み立てから、テレビやタブレット端末やスマートフォンなどの製品までの総合的なバリューチェーンとして育成する戦略が立案され、その意図に沿った動きが、ここにきて盛んになっている。


テレビ用の大型有機ELパネルを量産しているのは現在、韓国LG Displayの1社のみだが、深センのTCL社の子会社であるパネル製造大手のChina Star Optoelectronics Technology社(CSOT:華星光電)は2018年に55型の4K有機ELパネルをインクジェット印刷(RGB)と、蒸着方式(白色OLED+カラーフィルター)で、さらに2019年には8K有機ELパネルをインクジェット印刷で量産する計画を明らかにした。
中小型有機ELディスプレーは、フレキシブルの話題で持ち切りだ。フレキシブルは「湾曲→折りたたみ→巻曲」の順番で進展することを多くの講演が指摘した。中国液晶最大手のBOE Technology Group社(京東方科技集団)は、2017年に湾曲、2019年に半折りたたみ、2021年に折りたたみ・巻曲の有機ELディスプレーを量産する計画を発表した。また、中国Govisionox Optoelectronics社(GVO:昆山国顕光電)は2016~2017年に第5.5世代のマザーガラス基板で月産1万5000枚、2018年に第6世代基板で月産3万枚を製造すると打ち出した。
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