lg oled p2_1200韓国LG Display社は2016年7月6日、フレキシブル有機ELディスプレー新工場「E5」で製造装置の搬入式を開催し、第6世代(G6、1500mm×1850mm基板)対応装置の搬入を開始した。E5は、同社がグミ(亀尾)市に建設中の工場。2017年上期に、プラスチック基板を用いたフレキシブル有機ELディスプレーの本格量産を開始する計画である。

 今回の搬入式には、同社Chief Production Officer and Executive Vice PresidentのCheol-Dong Jeong氏をはじめ、生産設備の協力会社の団体「Best Club」や材料の協力会社の団体「Twins Club」の会長、会員など約200人が参加した。LG Display社は今後、生産ラインのセットアップや試験運用を経て、量産稼働を目指す。





 同社は新工場で量産するプラスチック基板ベースの有機ELディスプレーを「POLED」と呼び、「ベンダブル(曲げられる)」「ローラブル(丸 められる)」「フォルダブル(折りたためる)」といった有機ELの利点を実現できる、次世代ディスプレーの核心技術と位置付けている。LG Display社のCheol-Dong Jeong氏は、「装置搬入は設備投資の進展を象徴的する重要な意味がある。グミ工場を中小型POLEDの“前進基地”にしていく」という。

  これまで同社は有機ELディスプレー対して、2015年7月と2016年4月にそれぞれ1兆500億ウォン(約910億円)と4500億ウォン(約390 億円)、合計1兆5000億ウォン(約1300億円)の設備投資を決定していた。また、グミ市に対しては2008年から4年間で約4兆ウォン(約3500 億円)を投資し、パソコン用およびモバイル機器用ディスプレーの生産拠点として集積化を進めてきた。2012年から中小型ディスプレー技術の強化のために 2兆9000億ウォン(約2500億円)を投入するなど、1995年から約18兆ウォン(約1兆6000億円)以上の投資をしている。同社は「有機EL分 野に対して合計1兆5000億ウォン(約1300億円)をグミ市に投資することにより、景気低迷の困難に直面しているグミ市の雇用創出に寄与すると見込ま れる」としている。