「シャープの技術者なら転職も楽でしょ?と言われますが、それは本当に優れたごく一部の人間。少なくとも、工場勤務レベルでは全く当てはまりません。去年に自主退職した方達は、海外メーカーに引き抜かれたという話しもありましたが、中小企業で給料が大幅に下がりながら働いている方がほとんど。中堅社員達が次々と退職していく現状を見て、若手社員の中には転職活動を始めたケースも目立ちます。
事態が一変したのは今年の5月。ホンハイへの買収が決まり、大幅なリストラ敢行が現実味を帯びている。決算概要資料には「グローバルで最大7000人程度の人員削減」との記載があった。


「今回の買収に関して、若手社員の反応は2つに分かれます。1つは、『窮地を救ってくれてありがとう』という感謝の声。これは成果主義を歓迎する社員たちの層で、特殊な例かもしれません。もう一つは、ホンハイの歴史を振り返っても、将来的なリストラや労働環境が悪くなることは目に見えているという“恐怖”の声。
「現在の中途採用の求人は売り手市場。ただし、その大半はエンジニア、施工管理、設計、営業と特定の職種に偏っている状況です。加えて、対象となる年齢層は35歳前後を求めている企業が多く、年齢的な足枷は年々強くなっている傾向がある。」
Move to full article