各種ディスプレーへの搭載が進む「IGZO(イグゾー)-TFT」や「電気を通すセメント」「鉄系超電導体」など、常識を覆す新材料を開発し続ける東京工業大学 元素戦略研究センター長の細野秀雄氏。その独創性が評価されて2016年の「日本国際賞」を受賞した。「新しい発見や発明は『端っこ』や『境界』にある。(それを捉えるには)相談する相手もいない、周囲からも評価されない孤独と付き合う」ことが必要。細野氏はフロンティアを切り開く気構えをこう強調する。
1990年代半ば、ある半導体の国際会議に参加した時、私が投げつけられた言葉です。冷ややかな口調でした。  当時はアモルファス(非晶質)シリコンの全盛期で、発表も大半がアモルファスシリコンに関するものでした。そのため、「酸化物(ガラス)で半導体の研究をするなんて、何を考えているんだ」と思われたのかもしれません。


でもね、独創的な発見や発明は「端っこ」や「境界」にあると僕は思うんです。これはたぶん間違いない。もともとフロンティアは辺境という意味でしょう。大勢が集まって研究しているところはフロンティアではありません。僕らがやってきたのは全部端っこ。 メーンストリートはやったことがない。
Move to full article 「独創的発見は端にある」、IGZO発明者の信念