2016年7月27日に発表された韓国LG Display社の2016年4~6月期決算は、売上高5兆8550億ウォン(前年同期比13%減、前四半期比2%減)、売上総利益6100億ウォン(前年同期比46%減、前四半期比3%減)、営業利益440億ウォン(前年同期比91%減、前四半期比10%増)となり、当期損益は840億ウォンの赤字となった。
同社は有機ELパネルについて、適切な時期に投資を行うことが重要との考えを示し、当面はEBITDAを超える、通常以上の設備投資水準が続く見通しだと述べた。ただし、2012年以降の投資水準が低調に推移してきたこともあり、設備投資を行っても健全な財務水準の維持が可能との考えを示した。
1)今回決定したE6は中小型・フレキシブル有機ELパネルライン(G6、1万5000枚/月)で、投資金額は2兆ウォン、2018年下期の量産開始を計画。設備投資の多くは2017年以降となる見込み(一部は2016年)。2)2015年7月に発表の中小型・フレキシブル有機ELパネルライン(E5)への投資(投資額1.05兆ウォン、能力はG6で7500枚/月)は、2017年後半に拡張が完了する予定。
3)2015年10~12月期決算時に発表した大型有機ELパネルの能力増強投資については、既存の液晶ライン(G8、5万枚/月)をテレビ用の有機ELライン(2万5000~2万6000枚/月)に改修。投資額0.48兆ウォン(ただしアモルファスSi→Oxideの置きかえ分のみで、蒸着用装置などを含む総投資額は0.9兆ウォン程度となる見込み。一部設備投資は2017年)。Move to full article
Comment
コメントする