初代iPhoneの登場から10周年となる2017年、発売される次期iPhoneはiPhone8あるいはiPhone7sになるといわれています。
 
OLED(有機EL)ディスプレイを搭載すると噂のiPhone8では、複数のサプライヤーによる受注競争が繰り広げられていますが、海外メディアの報道によると、シャープと現在交渉中であることがわかりました。

現行のiPhoneシリーズではLCDディスプレイが採用されていますが、次期iPhoneでは、シリーズとして初めてOLEDディスプレイを採用すると噂されており、今年3月に業界の情報筋が、iPhone8への採用は確定との情報を提供していました。
 

ディスプレイの供給元には、韓国企業のSamsungと、Appleの主要サプライヤーFoxconnを擁する鴻海に買収された日本企業シャープ、そのほかLGやジャパンディスプレイなどが挙がっています。
 
今年6月には鴻海・郭会長が「iPhone用OLEDディスプレイの出荷を来年開始する」とコメントしたほか、シャープは9月30日、OLEDディスプレイ製造に向けて、三重県と大阪府の工場に試作ラインを構築することを発表したばかりです。
 
発表のあった30日、Bloombergが報じたところによると、AppleはiPhone用のOLEDディスプレイ製造のためにシャープと交渉中だとし、合意に至るかはシャープの生産能力次第だとしています。
 
Appleはこれまで、主要パーツの供給元は1社に絞らず、複数のサプライヤーに発注する傾向があり、また従来の液晶ディスプレイのサプライヤーを刷新するとの報道からも、シャープがサプライヤーに加わる可能性があります。来年登場するiPhoneには、国産技術で製造されたディスプレイがiPhoneに搭載されるかもしれませんね。