パナソニックが今夏、三洋ブランドのテレビ販売を、インドで約8年ぶりに復活させていたことがわかった。同社は2009年の三洋電機の買収後、国内外でパナソニックへのブランドの統一を進めており、消費者向け製品での「SANYO」の復活は初めて。インドのテレビ販売でパナソニックは苦戦し、認知度が高い三洋ブランドの助けを借りることにした。
 8月上旬から、インターネット通販アマゾンのインド版のサイトで、三洋の液晶テレビ4機種を売り出した。生産は外部に委託している。家電量販店で売るパナソニックブランドのテレビより1割程度安くした。



  三洋は、インドの家電大手との合弁会社などを通じて05~08年、テレビや冷蔵庫、洗濯機などを販売した。今も「三洋ブランドの認知度は高い」(パナソニック広報)という。
  一方、英調査会社ユーロモニターによると、インドでのパナソニックのテレビ販売台数シェア(2015年)は4・7%で7位にとどまる。1位のサムスン電子(22・8%)や2位のLG電子(19・6%)など、韓国勢に大きく水をあけられている。
  このため、ネットでは三洋、量販店ではパナソニックとブランドを使い分け、販売増を狙うことにした。