スマートフォンに標準的に採用されるカバーガラスは、強度や薄型化といった基本機能の向上に加えて、反射防止や指紋防止、耐擦傷性など表面処理の高機能化が進められている。
ただし、表面処理において、反射防止と指紋防止を両立させることは原理上難しいとされている。また、スマートフォンやウェアラブルデバイスなど用途によって表面機能に対する優先度が異なることから、今後は表面機能によって、カバーガラスのグレード展開が多様化することが見込まれる。