JSRの2016年4~9月期連結業績は、本業のもうけを示す営業利益が前年同期比32%減の130億円程度になったようだ。従来予想は11%減の170億円だった。
韓国向けなど液晶パネルに使う電子材料の販売が振るわなかった。パネルの供給過剰で原材料の販売価格も下落した。円高進行も重荷で、17年3月期の業績計画は下方修正する公算が大きい。

 売上高は8%減の1800億円程度になったようだ。中国のパネルメーカーが高水準の投資を続けたためパネルが供給過剰となった。主要顧客である韓国メーカーの販売も苦戦し、JSRは液晶パネルの色表示に使われる「着色レジスト」などの出荷が伸び悩んだ。  
一方で自動車タイヤに使う合成ゴムはアジアや欧州を中心に海外で販売を伸ばした。タイ工場は高水準の稼働が続き国内の不振を補った。
 足元で電子材料の受注は回復傾向にあるが、1ドル=110円としている想定為替レートを円高・ドル安方向に見直す見通しだ。1円の円高・ドル安は年間約7億円の営業減益要因となる。4~9月期の決算発表は24日を予定している。