new sharp ceo シャープが電子部品をつくる三原工場(広島県三原市)を閉鎖するほか、太陽電池の研究開発拠点の葛城工場(奈良県葛城市)の縮小を検討していることが分かった。シャープは親会社の鴻海(ホンハイ)精密工業(台湾)の下で事業の構造改革を進めており、国内拠点の再編も避けられなくなってきた。
 三原工場は、LEDや半導体レーザーといった電子部品を生産している。最近は稼働率が低下していた。生産は、スマートフォン向けのカメラ部品などをつくる福山工場(広島県福山市)に集約する方向だ。

三原工場は2015年に経営危機に陥った際も閉鎖を検討したが、踏みとどまった。3月末時点で約280人いる従業員は配置転換などで、原則、維持する考えという。
 葛城工場は発電効率の低い太陽電池の生産をすでにやめており、研究拠点などを残すのみだ。拠点としての機能をさらに減らす方向だという。ほかに、広島工場(広島県東広島市)や天理工場(奈良県天理市)では社員寮を売却することなどで経費削減を図る方針。
 シャープは鴻海から来た戴正呉(たいせいご)社長が来年3月にも中期経営計画を発表する。国内工場の再編や合理化策の検討を急いでいる。