
関係者によると、2012年ごろから16年秋にかけて、部品の調達部門の社員らが中国など海外に出張した際、同社に部品を納める複数のメーカー担当者らからのべ2千回以上、飲食などの接待を受けていたという。
最近になって発覚し、同社が担当部署などに聞き取り調査したところ、こうした接待の事実が判明。1日付で処分に踏み切った。対象者はテレビ用部品の調達部署の70人強を中心に複数の部門にわたる。約5人が降格となったほか、30人前後が出勤停止、50人前後が譴責(けんせき)となった。
同社は、法令や社会規範を守る姿勢を強化する一環で、04年に「クリーン調達宣言」を定めた。納入業者との間で不透明な取引が生じることを防ぐため、調達部門の社員は接待に限らず、会費制でも取引先と飲食やゴルフをすることなどを禁じている。
同社の広報担当者は朝日新聞の取材に対し、「調達に関係する複数の従業員が、海外で取引先から過度な接待を受けていたことが判明した。就業規則にのっとり、厳正に処分した。取引先への便宜供与をしたといった不正は見つかっていない」と話している。社内規定の違反にとどまるとの理由で、詳細を公表する予定はないという。
同社は、法令や社会規範を守る姿勢を強化する一環で、04年に「クリーン調達宣言」を定めた。納入業者との間で不透明な取引が生じることを防ぐため、調達部門の社員は接待に限らず、会費制でも取引先と飲食やゴルフをすることなどを禁じている。
同社の広報担当者は朝日新聞の取材に対し、「調達に関係する複数の従業員が、海外で取引先から過度な接待を受けていたことが判明した。就業規則にのっとり、厳正に処分した。取引先への便宜供与をしたといった不正は見つかっていない」と話している。社内規定の違反にとどまるとの理由で、詳細を公表する予定はないという。
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