ジャパンディスプレイ(JDI)は9日、2019年にも樹脂フィルムを採用したフレキシブル液晶ディスプレーの投入を目指すと発表した。有機エレクトロ・ルミネッセンス(EL)ディスプレーの対抗軸にする。一方で有機ELパネルも開発し、両面で対応できる体制を整える。
 都内で開いた16年4―9月期連結決算会見で明らかにした。また電子ペーパーを作る台湾イーインクホールディングスと提携すると発表した。JDIの低温ポリシリコン液晶(LTPS)技術を組み合わせて新製品を開発し、電子看板など非スマートフォン向け事業を拡大する。



 一方、産業革新機構が検討している資金支援については、本間充会長兼最高経営責任者(CEO)が「中期経営計画の数値目標策定と併せて協議している」と話した。
 16年4―9月期連結決算は為替の円高などが響き、営業損益は赤字に転落した。ただ16年4―12月期には、中国事業がけん引し黒字化を見込む。

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