サムスンディスプレーのフレキシブルOLEDパネルの四半期売上高が初めて10億ドルの大台に達した。フレキシブルOLEDパネルは折り曲げることができるプラスチック基板に自ら発光する有機物質をコーティングして製造する新素材パネルだ。

 市場調査会社IHSによると、サムスンディスプレーによる7-9月のフレキシブルOLED売上高は10億5290万ドル(約1240億円)となり、前年同期を69%、2年前の同期を200倍以上上回ったと分析した。サムスンディスプレーは現在、世界のフレキシブルOLEDパネル市場で93.7%のシェアを掌握している。



 業界はサムスンディスプレーによる独走が当面続くとみている。フレキシブルOLEDパネルの需要が急速に伸びているにもかかわらず、量産が可能なメーカーはサムスンディスプレーしかないためだ。

 フレキシブルOLEDパネルは、サムスン電子のスマートフォン「ギャラクシーエッジ」のように、曲面デザインで差別化することが可能で、最近はVIVO、小米など中国のスマートフォンメーカーも相次いで採用している。アップルも来年投入するiPhoneの新製品にフレキシブルOLEDを採用する予定だ。サムスンディスプレーは需要に対応するため、収益性が低い液晶パネルの老朽ラインをフレキシブルOLEDに転換している。