韓国のサムスン電子がシャープからテレビ用液晶パネルの供給を中断するとの通告を受けたことに伴い、パネルの調達戦略を見直していることが21日、分かった。
 業界関係者によると、サムスン電子はテレビの生産台数の約5~10%に当たる300万~500万台分のパネル不足を埋めるために、同じグループのサムスンディスプレーだけでなく、国内や中国の企業などと交渉を進めているもようだ。

 ただシャープが供給している割合は多くないため、サムスンがライバル社のLGのパネルを使う可能性は低いとの見方が強い。
 これについてサムスン側の関係者は、LGディスプレーと交渉していることを認めた上で、それ以上伝えるべき内容はないとコメントした。