韓国LG Display社は「有機EL」に力を注いでいるが、「液晶」も決して忘れたわけではない。現在の収益源は圧倒的に液晶である。だから、視野角の広いIPS液晶の改良もたゆまず続けている。「CES 2017」(2017年1月5~8日、米国ラスベガス)の会期中に設けられたLG Display社の特設スイート(Las Vegas Convention Center)で、IPS液晶の最新技術を目撃した。
その1つが「U-IPS」である。開口率を11%向上(開口率の数値では5.38%から5.99%へ)、表面反射を32%減少させた結果、コントラスト比を11%向上させることに成功したとしている。


もう1つが「IPS Nano Color」技術。ナノ(Nano、10の-9乗)サイズの高色再現粒子によって、色再現を向上させたとする。LG Display社によると、液晶の色域改善には3つのステップがあるという。
第1が、バックライトのLEDに蛍光体を加えることによる改良。第2が、量子ドット(QD)シートをバックライトと液晶パネルの間に挿入する方法。現在、韓国Samsung Electronics社が追究している手法だ。第3が、IPS Nano Color。偏光板自体に直径数nmの粒子「Nano Cell」(LG Display社は「QDではない」としている)を加える。
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