シャープは3日、2017年3月期の連結営業利益(日本基準)予想について、従来の257億円から373億円に予想を引き上げた。前年度は1619億円の赤字。主力の液晶事業が10─12月期で四半期として2年ぶりに黒字化。
台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業傘下となり、スピード経営が浸透していると同社は説明している。 修正した営業利益予想373億円は、アナリスト11人の予測平均値184億円から2倍の水準となる。
通期予想は売上高が前年比16.7%減の2兆0500億円(従来予想2兆円)、純損益は従来予想の赤字418億円から赤字372億円に予想を変更した。



記者会見した野村勝明副社長は、鴻海から派遣された戴正呉社長の下での経営改革について、「経営のスピードが速くなった」と指摘。「グローバルでの戦い方が社員にも浸透してきた」(野村氏)とみる。
 16年10─12月期は売上高が前年同期比13.8%減の5715億円、前年同期は38億円の赤字だった営業損益は188億円の黒字を確保。前年同期は247億円の赤字だった純損益は42億円の黒字に転じた。純損益が黒字に転じるのは9四半期ぶり。