液晶配向膜の形成において光配向プロセスの実用化が進む中で、位相差フィルムでも紫外線照射による配向制御が応用されている。位相差材料を塗布した基材に紫外線照射・露光を行うことで製造される位相差フィルムは、通常の延伸フィルムでは難しい光学特性の制御が可能になる。
位相差コーティングは、数ミクロン厚でフィルム化が可能であり、薄型化の要求が強いモバイル用偏光板で実用化されている。精密塗工や露光技術を有する光学フィルムメーカーは、製品グレードを拡充させており、今後の用途拡大が期待される。