AUO_20121026134液晶パネル台湾大手4社の1月の連結売上高が出そろった。春節(旧正月)連休による稼働日の減少で、前月比ではそろって減収したものの、前年同月比では各社とも2桁増となった。中でも瀚宇彩晶(ハンスター)は55.9%の大幅増だった。
 売上高でトップの群創光電(イノラックス)は前年同月比29.3%増の272億6,000万台湾元(約985億円)。大型パネルの出荷量は前月比20.0%減の812万枚、中小型パネルは22.4%減の1,786万枚だった。



友達光電(AUO)の売上高は283億6,900万元で前年同月比16.8%増。大型パネルの出荷量は848万枚、中小型パネルは1,194万枚で、前月比ではそれぞれ13.2%、5.3%減った。同社は第1四半期もテレビ向け液晶パネル価格の小幅な上昇が続くとして、黒字の確保に自信をみせている。
中小型パネルを主に手掛ける中華映管(CPT)の1月売上高は前年同月比25.1%増の31億8,900万元で、出荷量は大型パネルが前月比28.0%増の15万7,000枚、中小型パネルが24.6%増の2,252万枚。彩晶の売上高は21億9,200万元で、出荷量は大型パネルが前月比47.3%減の6万1,000枚、中小型パネルが19.7%減の3,563万枚だった。