2016年11月、太陽光発電による新しいマイクログリッド(小規模電力網)がタウ島に完成した。これにより、それまで100%ディーゼル燃料だった島全体の発電は、100%太陽光に切り替わった(島の人口は季節によって変動するが、たいてい200人~600人の間だ)。
 このソーラー事業を担ったのはソーラーシティ社だ。米カリフォルニア州に本社を置き、イーロン・マスク氏のテスラ社に同じ頃に買収された。800万ドル(約9億円強)の事業に、米国内務省と米領サモア電力局(ASPA)が出資している。


島の北岸にある約2.8ヘクタールの土地に5328枚のソーラーパネルが設置され、1.4メガワットの電力を生み出す。電力はテスラの大型蓄電池、「パワーパック」60台に蓄えられる。これで、日光が全く差さなくても最大3日間は島に電力が供給される。
タウ島ではエネルギーを使う人口が比較的少ないとはいえ、太陽光への切り替えによる化石燃料の節減量は小さくない。ディーゼル燃料にして年間約11万ガロン(約416キロリットル)であり、これを船で輸送する燃料ももちろん不要になる。
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