広州 鴻海 ca90527
中国・広州市の南香山のふもとに位置する増城区。ここは広州市政府が台湾の鴻海精密工業(HONHAI)のために作った工業団地の予定地だ。広州白雲国際空港からわずか1時間、1.5平方キロメートルの敷地は、サッカー場が200個入るほどの広さ。鴻海はここに世界最大の10.5世代液晶パネル工場を建設する。投資総額は2800億台湾ドル(約1兆円)である。
郭会長は、目の前に広がる広大な荒れ地を前にして、こう語った。「完成すれば、ここは世界最先端、最大の8K液晶パネルの工場になる」「われわれはシャープの技術を持ち、世界で唯一、第10世代液晶パネルの生産能力と経験を持つ企業だ。このため、われわれが生産する液晶テレビの歩留まりは、他の競争相手より絶対高い。われわれは準備を整え、そして追いついたのだ」。


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一方、これと同じ日。ここから2000キロメートル離れた韓国で、サムスングループがグループの経営司令塔だった「未来戦略室」を解散すると発表した。今後、子会社69社は役員会を中心として、各自が独立的に経営を行うことになった。
2010年には台湾の旧・奇美電子(ChiMei Optoelectronics)を合併した。その後、液晶パネル事業は、中国に向かい続けている。2004年に広東省深セン市の深超光電に資本参加した後、貴州省と河南省鄭州に、工場を開設した。そして今回は広州市だ。
郭会長は再び作戦実行におけるスピードの速さを見せつけた。広州市増城での工場建設は、契約調印から起工までわずか60日だった。それは3年後の世界1位を目指すためだ。製造業の高度化のために中国政府が打ち出した「中国製造(メイド・イン・チャイナ)2025」は、2025年の目標達成を目指している。だが郭会長は「われわれは2020年の目標達成を希望している
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