DICは21日、電圧印加を切った状態における液晶材料の動作速度を示す「オフ応答速度」を従来比30%向上できる液晶材料「ナノ相分離高速液晶」を開発したと発表した。
液晶テレビで主流のn型薄膜トランジスタ(TFT)液晶で、垂直駆動(VA)モードに使われる。残像が発生しにくく、スポーツなど動きが速い映像の表示品質を高められるのが特徴。

同社の分子設計・配合技術を活用して、液晶全体にポリマーネットワークを形成する。パネルの配向膜上に形成する従来に比べて、応答速度を大幅に速めた。
 同社は2016―18年度の現中計で、TFT液晶材料を成長をけん引する事業の一つに位置付けている。中国での拡販や新製品の投入により、TFT液晶市場で18年までに15年比10%のシェア拡大を目指す。

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液晶パネル業界チーム
2016-12-05