gs8-01Samsung Electronicsは3月28日(米国時間)、米ニューヨークで開催したイベント「Galaxy Unpacked 2017」で、同社フラグシップのAndroidスマートフォン「Galaxy S8」「Galaxy S8+」を発表した。画面サイズが異なる2モデル構成で、表面にボタンがないフルフラットなデザインが特徴。4月21日から各国で順次発売する。

 S8は5.8インチ(2960×1440、570ppi)、S8+は6.2インチ(2960×1440、529ppi)のSuper AMOLED(有機EL)ディスプレイを搭載。過去の同シリーズが搭載していた物理的なホームボタンを取り除き、画面上に表示するナビゲーションキーを備える。ディスプレイの側面が湾曲している「エッジスクリーン」を採用することで、ベゼルレスデザインを実現した。

 本体サイズと重さは、Galaxy S8が148.9(幅)×68.1(奥行き)×8(高さ)ミリ、重さ155グラム。Galaxy S8+が159.5(幅)×73.4(奥行き)×8.1(高さ)ミリ、重さ173グラム。いずれもIP68相当の防水防じんに対応。



29+PM バッテリー容量はGalaxy S8が3000mAh、Galaxy S8+が3500mAhで、いずれもワイヤレス充電に対応する。取り外しは不可。

 本体サイズやバッテリー容量などの仕様以外はS8とS8+で共通。メモリは4GB、ストレージは64GBで、外部ストレージは最大256GBまでのmicroSDXCに対応。

 プロセッサにはSamsung Exynos 9 Series オクタコア(2.3GHzクアッド+1.7GHzクアッド)またはQualcomm Snapdragon 835 オクタコア(2.35GHzクアッド+1.9GHzクアッド)を搭載し、グラフィック性能が「Galaxy S7」に比べて21%向上したという。

 メインカメラは有効1200万画素(F1.7)、インカメラは有効800万画素(F1.7)。

 生体認証機能として指紋認証の他に虹彩認証、顔認証が利用可能。独自のAIアシスタント機能「Bixby」にも対応し、音声コマンドのほか、ディスプレイに今何が表示されているか、カメラに何が写っているかを理解してユーザーをアシストできるという。同社のIoTプラットフォーム「Samsung Connect」とも連携し、スマート家電の操作などにも利用できる。

 ディスプレイに接続して、PCのようなデスクトップ環境を利用できる「Samsung DeX」にも対応する。

 カラーバリエーションは「Midnight Black」「Arctic Silver」「Maple Gold」「Coral Blue」「Orchid Gray」の計5色。パッケージにはオーディオブランドのAKGがチューニングした高音質カナル型ヘッドフォンが付属するという。