最初に登壇したのは、HTC NIPPONの西川美優氏。同社で「HTC VIVE」事業の責任者を務める氏は、まず海外のユーザーと、世界最大規模のゲーム開発者会議「Game Developers Conference」に参加したクリエイターたちに向けたアンケートでは、「HTC VIVE」がもっとも注目しているプラットフォームであるとの結果を得られたとのこと。好評の理由は、対角線5メートルというスペースを活かしたVR体験を提供できる「ルームスケール」。
次に登壇したのは、ジャパンディスプレイの湯田克久氏。VRのHMD市場はまた成長初期であるため、複数の調査会社による市場予測に大きなバラつきがある、と湯田氏。もっとも、どの調査会社も右肩上がりになるという見解では一致しており、2017年こそVR元年になるのではないか、と展望を語りました。
最後に登壇したのは、ゲームアナリストとしても著名なインターラクトの代表取締役・平林久和氏。今後のVR市場の展望は、「綺麗な右肩上がりを続けると考えるのはいささか乱暴すぎる」としながらも、「向こう5年間で大きく伸びていくはず」と分析。西川氏、湯田氏と同じ見方を示しました。
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