今日5月10日、2016年度決算を発表するジャパンディスプレイ(JDI)。2016年度は上場来初の最終黒字を目指していたが、5月1日になり業績予想を317億円の最終赤字に下方修正。3期連続の最終赤字に沈む見込みだ。 経営不振の長期化を受け、JDIは経営陣の刷新を決断。すでに本間充会長の退任と有賀修二社長の交代が発表されているが、筆頭株主である産業革新機構から送り出された谷山浩一郎取締役もJDIを去ることが取材でわかった。
谷山氏は、産業革新機構が2012年にJDIを設立した際に実施した2000億円出資の責任者。それ以降も、両社をつなぐキーマンとして経営に参加してきた。 昨年、産業革新機構がシャープへの出資を名乗り出た際にはJDIとの統合を画策。結局、鴻海精密工業のテリー・ゴウ董事長に敗れシャープは鴻海の子会社となったが、谷山氏は産業革新機構の代表としてシャープ経営陣に買収案のプレゼンを実施するなど中心的な役割を担っていた。


新体制で業績回復に臨むJDIだが、6月の株主総会後、本間会長と有賀社長の後任としてJOLEDで社長を務める東入來信博氏が就任する。ただ、予定されていたJDIによるJOLED子会社化は「事業モデルのさらなる検討を行う」ことを理由に延期されており、当初3月中に締結予定だった子会社化契約は6月下旬に行うとされている。
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