中国勢トップのHuawei社については、前回の当コラムで、2017年の旗艦モデルとして投入した「Huawei P10」が、お膝元の中国で炎上騒ぎに見舞われているということを書いた。個体によって書き込み速度で最大10倍、読み込みで同5倍もの差があることが分かり、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)などネットで騒ぎになったというもの。
Huawei P10が別件で再び炎上騒ぎに見舞われたためである。そして、問題の解決に向け、Huawei社が液晶パネルの調達先をジャパンディスプレイ(JDI)から中国系業者に変更するという観測も浮上している、と言えば、日経テクノロジーオンラインの読者は、前回の炎上騒ぎの話よりもぐっと興味を持たれるのではないだろうか。


Huawei社のファンらがネットに「P10ってディスプレーにやたら指紋がつくんじゃね?」と書き込んだのが発端だ。その後すぐ、スマホマニアのユーザーなどが、P10にはスマホに施してあることの多い、指紋をつきにくくするコーティング加工がないことを指摘。
P10では世界に先駆けて米Corning社のゴリラガラス5を採用することで落下時の破損率を80%も下げることに成功した。ただこの種のガラスはコーティングを施すとディスプレー上の摩擦が強くなり、結果、最先端の組み込み式インセル型のディスプレー上に、すぐに消えはするものの筋ができてしまうことが分かった」とした。
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