アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)は1日、気候温暖化対策の新枠組み「パリ協定」離脱をトランプ米大統領が選択したことに失望していると述べた。同日付の従業員向け書簡をブルームバーグ・ニュースが入手した。

クックCEOは書簡の中で、「気候変動は現実であり、われわれ全員にこれに立ち向かう責任がある」と指摘。「ホワイトハウスの決定に失望する私の気持ちにあなた方の多くが共感していることでしょう」と付け加えた。大統領と5月30日に話したとする同CEOは、協定離脱決定でも「アップルの環境保護の取り組みに一切の影響はないことを改めて確認したい」とも記した。